
英語ができる人とできない人の差は、どこで生まれるのか―「English divide」英語格差という視点―
- naritaeigojyuku
- 4月28日
- 読了時間: 5分
更新日:5月6日
皆さん、こんにちは。いい季節ですね。
いよいよゴールデンウィークです。
学校が始まったと思ったら、すぐにお休み。少しほっとできる時期ですね。
■「English Divide(英語格差)」とは?
私が上智大学に在学していたとき、外国語学部の 和泉伸一 教授の授業で、「English Divide(英語格差)」というテーマに出会いました。
和泉先生は第二言語習得、特に英語習得の研究を専門とされており、授業はすべて英語で行われていました。日本人の先生が英語で高度な内容を教えている姿に、当時とても驚いたのを覚えています。
English Divide(英語格差)とは、
英語ができるかどうかによって、得られるチャンスや人生の選択肢に差が生まれることです。
授業で「英語によって格差は生まれているのか」という問いが投げかけられたとき、社会構造の中で実際に格差が存在しているという話を聞き、大きな衝撃を受けました。同時に、「英語を学んでいてよかった」と感じた瞬間でもありました。
■インドが示す「言語と人生」の関係
この英語格差は、日本だけでなく世界各地で見られます。
たとえばインドでは、その違いが非常にわかりやすく現れています。
インドには多くの言語がありますが、英語で授業が行われる学校(English-medium school)に通う子どもと、地域の言語で教育を受ける子どもでは、その後の進路に違いが出る傾向があります。
英語教育を受けた場合:
・大学進学の選択肢が広がる
・ITやビジネス分野で活躍しやすい
・世界とつながる機会が増える
・情報へのアクセスが豊富になる
一方、現地語中心の場合:
・英語へのアクセスが限られる
・得られる情報の幅が狭くなりやすい
・同じ能力があっても機会に差が出ることがある
・選択肢が限定されやすい傾向がある
もちろん近年は英語教育も広がっていますが、都市と地方、経済状況による教育環境の違いは、今も影響を与えています。
どの言語で教育を受けるかが、その人の将来に関わるという現実は、現在も続いています。
■オーストラリアで出会った言葉
私がオーストラリアに滞在していたとき、インドから来たご夫妻と出会いました。
ご主人はIT関係のお仕事をされていて、こんな話をしてくださいました。
「英語ができたから、今の仕事に就けたんです。インドでは、どの言語で教育を受けるかで進路が変わります。だから英語はとても重要なんです。」
実際に海外で働き、専門職として活躍されている方の言葉には、強い説得力がありました。
英語は単なる教科ではなく、チャンスにアクセスするための「手段」であると感じた出来事でした。
■日本でも起きていること
これはインドだけの話ではありません。
日本でも、静かに同じような変化が起きています。
英語が使えると:
・海外の情報に直接アクセスできる
・AIや最新技術を活用しやすい
・学びのスピードが上がる
・将来の選択肢が広がる
一方で、英語が苦手なままだと:
・日本語の情報に依存しやすくなる
・情報量やスピードに差が出る
・学びの機会が限られやすい
・選択肢が狭く感じられることがある
■英語が広げてくれるもの
英語は、社会的・経済的な側面だけでなく、
「人生の選択肢」そのものを広げる力を持っています。
行ける場所、出会える人、得られる情報、挑戦できる仕事。
英語ひとつで、その幅は大きく変わります。
そしてもう一つ、あまり意識されにくい大切な変化があります。
■ストレスからの解放
英語ができないと感じていると、日常の中でこんなことが起こりやすくなります。
・英語で話しかけられる → 緊張する、避けてしまう
・英語のメール → 読むのが負担に感じる
・海外の情報 → 最初からあきらめてしまう
つまり、「できない前提」で行動が制限されてしまう状態です。
一方で、英語に少しずつ慣れてくると、
・「何とかなる」と思える
・言い換えながら伝えられる
・完璧でなくても前に進める
こうした変化によって、心理的なハードルが下がります。
これが「ストレスからの解放」です。
■なぜそれが大切なのか
大きなチャンスは、突然現れるものではありません。
・ちょっと話しかける
・少し調べてみる
・気軽に参加してみる
こうした小さな行動の積み重ねから広がっていきます。
しかし英語に不安があると、その最初の一歩をためらってしまうことがあります。
その結果、
・チャンスに触れる機会が減る
・経験が増えにくくなる
・選択肢が広がりにくくなる
という流れにつながることもあります。
■英語は「インフラ」
現代において、英語は単なる教科ではなく、
生活や学びを支えるインフラの一つと言えます。
電気やインターネットのように、
あるかどうかで生活の質が変わるものです。
英語が使えると、世界中の情報に直接触れることができます。
一方で、英語が使えない場合は、翻訳された情報に頼ることになります。
つまり、
アクセスできる情報の量とスピードに違いが生まれるのです。
■差はどこで生まれるのか
では、この差はどこで生まれるのでしょうか。
答えはシンプルです。
「いつ、どのように英語に出会ったか」
早い段階で、適切な方法で学び始めた場合、力は伸びやすくなります。
一方で、苦手意識が続くと、その差が広がっていくこともあります。
■最後に
英語は特別な才能ではありません。
正しい方法で、継続すれば伸びていくものです。
だからこそ大切なのは、
・できるだけ早く始めること
・そして、無理なく続けること
英語が使える側に進むのか、そうでないのか。
その分かれ道は、思っているよりも早い段階にあるのかもしれません。
英語ができるかどうかで、見える世界は確実に変わります。

コメント